ヘアークラブ
リノベーション
空き店舗を改修(リノベーション)して理容店にしました。空き店舗を改修する場合、まず最初にすることは変えることのできる所とできない所を把握すること、壊すことのできる部分とできない部分を十分に把握することです。構造的な部分には当然手は付けられませんし出入り口や窓のサッシュなども変えてよい部分とまずい部分があります。電気や給排水設備なども注意して調べる必要があります。そして契約期間が終了し返却するとき現状復帰がどの程度まで必要なのか契約の内容も良く調べる必要があります。そして最小の解体と最小の造作で最大限の効果(店舗)が得られるよう設計します。このような小さな店舗の場合、設計と監理ははもちろんのこと工事も一緒にやらせていただいた方がうまくいく場合があります。店舗の入り口を入ると店内を平面的に斜めに視覚的に仕切る列柱を造作しました。このような斜めの線を入れることでより空間に変化と広さを感じることができるようになります。床は壁に対して斜めに目地が出るようにして空間に動きを感じることができるようにしました。壁側を作業スペースにして壁にウオールライト、天井にシーリングライトを新たに取り付けました。外部は部分的に自然石を貼りナチュラルな雰囲気となる表現としました。