本当のシステムキッチンとは?
システムキッチンと言うと、既製のもので限られた中から選ぶしかない…。あまり自由に選べない…。という印象はありませんか?
システムキッチン発祥の地ドイツでは、この「家具」を母のレシピと共に、子へ、孫へと受け継ぎます。使う人に合わせて、高さを調整したり配置を変えたり、必要なメンテナンスを施します。
メーカーを気にせずにこだわりのキッチンをつくることができることも特徴の一つです。
家族の健康を担う場所
家族構成、体格や体の不自由なところや収納の量・仕方、得意料理なども人それぞれ。
まだ小さな子供の様子を見ながら、あるいは休日は夫婦で料理、朝ご飯はカウンターで済ませたい・・・、生活スタイルも人それぞれ。
とにかくキッチンは、住まいのなかで長時間居て、一番酷使するところ。
快適な環境であれば、お母さんの良い気がお料理に溶け込みます。
使い捨てから次世代に受け継ぐ資産へ
手間暇かけてカスタマイズされた、大切な
キッチン。使う人が変われば、高さを調整し
配置を変え必要なメンテナンスを施して、
生れ変わることができます。
そこに価値が付加されるのです。
この合理性、精神性は、経済最優先、供給
過剰ともいえる現代日本にあって、未来への
道しるべになるのではと私たちは考えています。
FLOW
1. お問合せ
お問合せフォームやお電話にて、ご連絡ください。
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2. ヒアリング
お客様のご要望をヒアリングさせていただきます。
3. ご提案/お打ち合わせ
動線・ご予算・デザイン・収納・レイアウト...納得のいくキッチンになるまでご提案とお打ち合わせを。
4. 施工
施工完了まで責任を持って対応させていただきます。その後のアフターケアももちろんお任せください。
女性同士だからわかる話をしましょう
まずはご要望をお聞かせください。
その思いを形にし、提案、打合せを繰り返します。
予算、デザインなど納得いくまでとことんご相談しましょう。
オーダーキッチン部門 湯澤典子
オーダキッチンものがたり その1
家族を変えるキッチンリフォーム
とある茨城県の田舎町。DKとリビングを仕切る壁を取り払い広いLDKとし、バーチの扉材にシックな赤を効かせた存在感あるオーダーキッチンができました。
最初の打合せで奥様に提示されたのは、キッチンに収める物の数々・・鍋類から調味料何個、計量カップ何個、布巾何枚・・に至るまでそれはそれは細かく記載されていました。
これを全部使いやすく収めて、作業台は広く無駄な動線を作らず、リビングからも見栄え良く・・
待ってました!このこだわりこそ、オーダーキッチンをつくるうえで最も大切な絶対必要条件。
それから1~2週間ごとの打合せを経てようやくプランが完成したのは一年後・・。
最後の打合せ。何かアクセントが欲しいわ・・シェルフ部分にこの赤はどうでしょう?奥様のキッチン造りに注ぐ情熱のあか。今はそこに季節の花が咲いたり、オブジェが置かれたり、綺麗なカップが飾られます。
そして、このキッチンを愛用するのは奥様のみならずそれまでキッチンに立ったことのないご主人様。毎週のように腕をふるい、今ではその腕前は奥様をもしのぐそうです。
オーダキッチンものがたり その2
タイルの木アイランド
料理上手の奥様の大家族のお腹を満たすキッチンリフォーム。リフォームあるある。
構造上必要な柱がとても良い(?)位置にあります。ちょうどいい。これを囲んでアイランドを設置しましょう!
動線上にあったら邪魔でしかない柱なら、収納・作業スペースに組み入れてしまいましょう。
足が少し不自由なので将来イスに腰掛けて料理することも考慮して、L型+アイランド間の
スペースを広めにとりました。お孫さんが大きくなったらアイランドを囲んで料理教室できますね。
大らかな奥様の人柄同様、ゆったりした心地よい空間になりました。
柱にはお気に入りのタイルを貼って。小さな島からそそり立つ、天に届く豆の木ならぬタイルの木。
オーダキッチンものがたり その3
二人のI(愛)型
私の友人は休日ご夫婦でキッチンに立ちます。晩ごはんどうする?冷蔵庫に何がある?日が傾き
かけると相談が始まります。二人の動線を妨げることなく作業するにはシンプルなI型が良さそう・・。
シンクの両サイドはもちろん、クッカーの両サイドにもある程度スペースが必要です。そう、必要なのは
ジャンボシンクではなく、ワークスペース。シンクは小さめでOK。洗い物は食洗機に貯めればよいの
です!機器の配置から寸法まで自分好みにできるのがオーダーキッチンならでは。二人の距離感も
絶妙にプランニング。使いやすい胸の位置に設置したオーブンから良い匂いがしてきます。お腹を
空かせた男子たちの元気な声もしてきます。