造作キッチンが出来たときのこと。木造戸建住宅 設計監理
久しぶりの更新となりました。
監理をしていた木造新築住宅の現場です。
完成写真は施工事例のほうに後ほどアップしようと思いますのでよろしくお願いいたします。
造作キッチンについて書こうと思います。
今回はコンロとシンクを分けて設計いたしました。手前の小さなカウンターはシンクとなります。
シンクの隣は、同じ高さの食卓テーブルを設置します。
カウンター下は箸などの小物を入れる浅い引出しと、弁当箱やタッパーなども入れられる深い引出しとしました。
鍋やフライパンなどの収納のためにオープンな可動棚も設けてあります。すべてお施主様のご希望をお聞きしてご提案させて頂きました。
天板はステンレスのヘアライン仕上げ、下部収納部分はシナです。引き出しの取手はハーフェレでまとめました。
写真奥のカウンターにはコンロが付きます。炊飯機やトースターなどを置くためにカウンターも長くしました。
奥の施工中の壁にはキッチンパネルが付きます。今回はJFE建材のホーローキッチンパネルを張りました。
ホーローは表面が硝子のため熱や傷に強く、油汚れもきれいに落とせます。また、ホワイトボードと同じように、
マーカーで書いたり消したりできてマグネットもつきます。色は3種類あります。サンプルを取リ寄せることが
できましたので、周りのペイント仕上げに近い色を選びました。今回はキッチンで使用しましたが、洗面まわりや
子供部屋でも使える、とても良い製品です。
コンロはmieleの電気クッカーです。電気クッカーはIHと違い電磁波がほとんど発生しません。
表面がガラスで出来ており、その下にあるラジエントヒーターが加熱され赤くなります。
電源を切っても冷めるまで表面が熱いので、余熱を利用した調理ができます。
今回はmieleのKM6200を採用。ヒーターが4つ付いてます。
シンク側の写真です。こちらには食洗機を設置しました。
こちらもmiele製のものでG4700SCuです。今回は本体表面は純正の白としましたが、
キッチンと同材にすることも可能です。
mieleの食洗機のサイズ設定は、幅が600mmのものと450mmのものがります。日本製のものより大きいです。
写真の食洗機は450mmの小さいほうですが、めちゃくちゃ沢山洗えて、本当に汚れが良く落ちます。
シンクには1段高くポケットを設け、スポンジ置きとしました。ステンレス天板とシンクは一枚もののステンレスですので、
見た目スッキリでお掃除もとても楽です。
引越し後の写真を頂きました。
キッチンの床はPタイルとしました。(黒い部分)
フローリングより150mm下げております。水廻りですので、水をこぼしたり油はねのことを考えると、
フローリングよりもタイルのほうが耐水性にも汚れにも優れ、メンテナンスが良いです。コストを考慮し今回はPタイルとしました。
天板とテーブルのトップの高さを同じにしましたので、とても広く感じ、使い勝手も非常に良くなりました。
好みのキッチン形態や使い勝手は各人各様です。使う人に合わせてベストな設計を致しますので、ご連絡お待ちしております。
スタッフI