M様邸設計監理 新築木造戸建て住宅、木造ツーバイフォー工法(木造枠組み壁工法)の現場監理。その4
M様邸の木造ツーバイフォー工法(木造枠組み工法)の現場監理4回目になります。
仕上げ材料から各部材をカナダから輸入し、着々と完成に向けて進んでいます。
現場に材料が沢山運び込まれてくると工事の進行状況が目に見えて分るので期待感が膨らみます。
木造ツーバイフォー工法は、住宅だけではなく中大規模の建築物も建築できるのです。
間伐材の木材利用の促進により、近年公共施設の木造化や事務所などの木造化が増えています。
木造は火に弱いと思われがちですが、しっかりと設計をすれば大規模な施設などでも、木造で造ることが可能な材料なのです。
ゆざわアーキデザインでは、木造ツーバイフォー工法などの耐火建築物設計も行っていますので気軽にご相談・お問い合わせください。
輸入材料が現場に搬入されてきました。
一番大きな箱の中身はサッシでした。
サッシは樹脂サッシを採用していますが、このサッシ中々重いのですが理由があります。
本場北米などでは、木造ツーバイフォー住宅のサッシは樹脂サッシが広く普及しているのですが、なぜでしょうか。
樹脂サッシはアルミサッシと比べて断熱性が高い・水密性や気密性に優れているのが特徴です。
では何故そのような性能が求められているのか…木造ツーバイフォー住宅が北米で開発された理由の1つとして、北米の厳しい気象条件に適合するためです。
とくに冬の寒さ、マイナス30度以下にもなるような環境では、古来の日本の住宅のような室内に風が通り抜ける通風の良い造りでは、厳しい寒さから身を守れなかったでしょう。
こうした環境に適合するため住宅の気密性を高め、断熱性を上げることで冬でも室内は暖かく、外は厳しい寒ささでも快適に過ごすことが出来るツーバイフォー工法が確立されて行ったのですね。
少し脱線しましたが、これはフローリング材ですね。
メープルの無垢でビンテージ調とおしゃれな感じです!
内壁には、運び込まれたレッドシダーが張られています。
木目調のクロスもメーカーによってはラインナップされていますが、やはり本物の木はいい香りがします。
一枚物で張っているため綺麗な仕上がりとなりました。
外壁に張るレッドシダーの色について打合せをしています。
色もこだわりポイントが多くあるので数パターンを現場で塗ってその場で確認をします。
職人さんには感謝ですね!
色が決まればいよいよ現場で一気に塗装開始です。
広い敷地に外壁材を広げてみれば、なかなかの迫力で、塗装完成が楽しみですね!量の多さにちょっとびっくりですが、がんばって下さいの一言に尽きます。
職人さん本当にありがとうございました。
スタッフK