M様邸設計監理 新築木造戸建て住宅、木造ツーバイフォー工法(木造枠組み壁工法)の現場監理。その3
M様邸の現場監理まとめ3回目になります。
新築木造戸建て住宅では沢山の工程と、チェックが重要になりますますが、特に建方(たてかた)が終了し構造体が覆われてしまう段階までは注意が必要です。
木造ツーバイフォー工法や木造軸組み工法(在来工法)どちらにも言えることで、使用する金物などに間違いが無いかや抜けはないか、ゆざわアーキデザインでは細心の注意を払いチェックを行っています。
さて今回は、断熱工事~各種材料の搬入状況などをまとめて行きます。
断熱材は防湿層が重要です。
壁・天井に隙間無く入れて行きます。
木造戸建て住宅で代表的な断熱材と言えばグラスウールでしょうか。
このグラスウール、一般的ではありますがただ入れれば良い訳ではなく注意点が多数あるのですが、此処で書いてしまうと長くなってしまうのでまた別の機会にまとめて見たいと思います。
断熱材の充填が完了したら次に行うのは防湿層を設けます。
薄いビニールフィルムですが、このシートはベイパーバリア(防湿シート)と言います。
室内の漏気を減らしたり、室内の水蒸気(湿気)を断熱材に伝えない重要な役割を持っているのですが、繊維系の断熱材(グラスウールやロックウール)を使用する場合には必須になるので、室内を覆うように隙間無く張って行きます。
薄いシート張りでシンプルな作業ですがかなり重要です!(詳細は別の機会にまとめたいと思います)
各材料が着々と搬入されてきます。
なんと今回、仕上げの木とサッシや扉などは、カナダから輸入しました。
ツーバイフォー工法は、元々北米で開発された建築工法なので、当然北米の住宅工法の主流はツーバーフォー工法なのです。
日本では中々見られないデザインなどが多く、日本の住宅のイメージとは違ったものにできますので、輸入材を採用することも1つのこだわりと言えるのではないでしょうか。
海外の住宅のイメージとしては、このようなイメージをする方が多いのではないでしょうか。
ツーバーフォー工法は、規格化された材料を使用して造る工法であるため、サッシなどの部材も規格化されていることが殆どで、比較的安価で材料が入手できるといったこともメリットではないでしょうか。
トレーラーに乗って各材料が搬入されてきました!住宅1棟分に使う材料が一台に詰まっているので、どう降ろそうか悩み中ですね。
一番大きい箱がピッタリ入っていますが、どうやって入れたのか気になりましたが無事に降ろせました。
中身は何でしょうか。
内外装に張る木です。
レッドシダー(和名:米杉)で、木質に殺菌力を持ち耐久性に優れ、他の樹種に比べて乾燥収縮が少ないため加工後・施工後に狂いや割れが殆どないと言う特徴を持つ木で、内外装に適しています。
着々と完成の形が見えてきてワクワクしますね!
ゆざわアーキデザインは、こう言ったツーバーフォー工法の戸建て住宅の設計監理も行っています。
ツーバーフォー工法の住宅・北米風の住宅など、気になっている方が居ましたらお気軽にお問い合わせ下さい。
相談からプランの提案をさせて頂きます。
スタッフK