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階段が出来たときのこと。木造戸建住宅 設計監理

久しぶりの更新となりました。

監理をしていた木造新築住宅の現場です。

現場は年末に無事引渡しとなりました。

完成写真は施工事例のほうに後ほどアップしようと思いますので、

よろしくお願いいたします。

 

ちょっと前の話になりますが、階段を製作したときのことを書こうと思います。

階段に使用した材料は、吉野製材株式会社のJパネルという木パネルです。

今回こちらの建物では、造作家具やテーブル等の材料として、このJパネルを使用しました。

パネルはサブロク板(3×6)と呼ばれる、畳1畳分の大きさの寸法で販売されております。

造作家具などを設計するときは、デザインや使い勝手を考えて設計することはもちろんなのですが、

こういった決まった寸法で販売されている材料を、どれだけ無駄を出さずに使いきり、なるべく少ない枚数で

出来るかということも、コストを抑えるという面ではとても大事な事となります。

ですので造作家具と階段とで、パネルを余すことなく思う存分使ってやろうという考えで、

こちらを選びました。ほかにも選定した理由としては、強度があり、反りが少なく、加工しやすいという

3点がありますが・・・。

3層の杉板が貼り合わさっているパネルですので、1枚目の画像のように、切り口は3層になるのですが、

杉板フローリングの床と階段とが連続しているように見せたかったので、あえて3層部分を見せない加工をしました。

 

完成の写真となります。手摺にはチューブのLEDライトを仕込みました。チューブ式ですのでクネクネ曲げることが可能なため、途中でライトの連結などなく、手摺の下端から上端まで均等に明かりがつきます。

壁の仕上げは、漆喰ペイントです。ビニールクロスはクロスで利点がありますが、光の反射加減は左官仕上げやペイント仕上げのほうが光がやわらかく、私は好きです。

 

スタッフI