住宅の構造・工法の違いと特徴について紹介します。
建物には様々な構造があります。住宅では木造の軸組工法が一般的ですが、ツーバイフォーや軽量鉄骨を使った工法もかなり多くなってきています。
どの構造が最も優れているかなど一概には言えません。それぞれの構造・工法に特徴があり、メリットもあればデメリットもあるのです。
木造に関しては他のブログで紹介しているので今回は省かせていただきます。
鉄骨造は、前もって主要部材を工場で生産し、それを現場で組み立てる「プレハブ工法」で作られるのが一般的です。メリットとして建築コストが安く、工期が短期間で済みます。しかし既成品を組み合わせるため、自由な設計ができない面がデメリットとして挙げられます。無難な設計であれば問題はありませんが、凝った設計はできない可能性があります。また、耐火性の面でも鉄は熱に弱く火災の高熱により一気に耐力を失ってしまうこともあります。
鉄筋コンクリート造(RC造)は、型枠の中に鉄筋を組み、コンクリートを流し込む工法です。非常に高い耐久性があり、断熱・機密性能や耐火性能にも優れていることがメリットとして挙げられます。しかし重量のある材料を使うため、強固な地盤が必要となり建設地の検討が必要であったり、費用が高いことがデメリットと言えるでしょう。
住宅にも木造以外に様々な構造・工法がありそれぞれ多種多様な良い点、悪い点があることが分かりますね。