ある時英語の先生を訪ねて行ったことがあった。先生の名前はアラン・トンプソン（Alen Thompsom）とても熱心に丁寧に英語を教えてくれた。ロンドンから北西にあるリッチフィールド（Lichfield）住んでいた。

ロンドンから列車に乗り込んで向かったが、出発が遅れてしまって約束していた時間にも大分遅れてしまったような記憶がある。そしてこの日は確か雨が降っていた。携帯もメールもなかった時代に行くという約束と書いてもらった地図を頼りにどのようにたどり着いたか覚えていないが何とかたどり着くことができた。

傘を持っていなかったので、ずぶ濡れになってしまった。

濡れたロンドンブーツを暖炉の前に置いていたら、皮製品は急激に乾かすとひびが入ってしまうと暖炉から遠ざけてくれた。Alenの手作り料理をごちそうになった。どんな話をしたかはっきりは覚えていないが確かAlenのガールフレンドの話を聞いたような気がする。夜も更けてその日は一泊させてもらった。後ろに見えるプレイヤーとラジオが年代を感じさせる。